「バカラでございますっ」

暑い日差しを避け、やっとみつけた木陰で食べるかき氷は格別だし、寒い冬に燃え盛る暖炉の炎を見ながら少しづつ口に運ぶかき氷も至福の時間となるのだろうと、お客さんに喜んでもらえるシチュエーションを考えては夢が膨らむが、なにせできるであろう小さなお店はいろんな制約があってそういうワケにもいかない。
お店はお客さんが「かき氷をたべながら、自分の夢をふくらませられるような場所」になったらいいなと小さな野望?を抱きながら勝手な妄想に浸っているので、お店に使う照明きぐは夢のあるものがいいなと、お店に入るたびに照明きぐは気になる存在。
切れそうになった調味料を買いに仕事がえりに立ち寄った複合SC、決まってみるのは食料品売り場と本屋さん。いつもと違うコースで食料品売り場から本屋に向かうと、今まで気づかなかった都内によくあるフランスの紅茶屋さん。
ちょっとそぐわない格好ですが入ってジャムなど見させて頂いてると「贈り物ですか?」
「いゃぁ、まぁ。最近できたんですか?」
「この施設ができた当初からありますよ。」
「そうなんですかぁ。初めて知りましたぁ。」
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……ヤッパリ目がいく照明きぐ。
(おっ!いいよぉ、いい!イメージピッタシ!かき氷の器を逆さまにした感じするし、なんとも言えない曲線美、きれいだけど華美でないカタチ、ガラスの透明感・・・……… ん~いいです、ほしいです。)吊り下げ型の小さな照明の傘に一目惚れ。
「あのぉ、あの照明器具いいですね~」
「はっ?」
「あの照明器具が素敵だなと思って」
……店員さん絶句。
店員さんが気絶する前に救おうと、後ろにいた店長さんみたいな人が見かねてズバッと一言「バカラでございますっ」
「……………」こっちが気絶 (たしかコウキュウヒンだよね…)
高嶺の花には常々、ご縁がありまっせんっ!
この未練はしばらく断ち切れそうにない… T_T
by omodakaya-ice
| 2011-02-26 09:38
| 店探しの日々
