『ひみつ堂』 【天然氷】と純粋氷蜜【ひみつ】のかき氷

「うぐいす桜」が終わります。

b0195849_22154422.jpg

                                  (撮影許可済み)

正義や悪、役柄の個性を強調する意味もある歌舞伎の隈取り。
全精力をだしきって楽屋に戻ってきた隈取りをした役者さんは、専用の布に顔を押しあて押隈をとります。
その押隈を代々と当代のものを3つ重ね合わせた祝い幕が福山雅治さんから贈呈され今月の新橋演舞場で披露されています。

今月の新橋演舞場はいつくものおめでたいことが重なっている襲名披露公演。

襲名について新猿之助さんがこんなことを仰っていました。
「隈取りが3つ合わさると新しい形が生まれるんです。襲名とは近づこうとすることでもなく、越えようとすることでもなく、先人のやってきたことに敬意を祓い改たに新しい役者像をつくることなんだ。」
一個人としてどの世界においても、今いる位置から優れている人を見れば自分と比較し落ち込んだりすることがありますが、先人の教えに謙虚になる気持ちさえあれば、仕事、生活すべてにおいて新しい切り口があり、その人にしかできない挑戦の仕方があるのだなと改めて物事の道理を学ばせて頂きました。

新しい役者像を作っていく新猿之助さんが先頭に立った舞台には、善、悪、喜、悲、美、醜、強、弱、怒、嬉、儚、凛、明、闇、勇…さまざまな人間模様が総勢約100人の役者さん達で繰り広げられ、それはそれは素晴らしいものでした。歌舞伎という枠を越えてモノスゴイ感動をいただきました。平日でもほぼ満席の今月の新橋演舞場。観劇券があるかはわかりませんが「歌舞伎なんて興味ない!」という方に特にオススメしたいパワーミナギル数少ない場所です。


僕の生きる道は少しでも「かき氷でお客様に喜んでもらうこと。」


これからも世界で一番尊敬している師匠・三代目市川猿之助さんの作りあげる歌舞伎からできるだけ多くのものを学ばせて頂き「ひみつ堂のかき氷」を一人でも多くかたに喜んでもらえる物にできるよう「かき氷道」を精進していきたいと固く誓いました。

自分ごとではございますが、夏を前に大きなエネルギーを頂戴いたしました。
おもだかや一門の皆様、本当にありがとうございました。


お陰様で3月半ばから延長、延長をさせて頂いておりました「うぐいす桜」のかき氷が今月いっぱいで終わりを迎えます。

「これでもか!!」と言わんばかりの「義経千本桜」幕切れの和紙でできた桜吹雪。

客席を這いつくばって沢山拾ってまいりました(笑)

「縁起ものじゃ、縁起ものじゃ~」と

ひみつ堂の店内に「これでもか!」と貼り付けました。

時期外れの「ほんとに最後の桜のかき氷」これで桜を愛でながら召し上がって頂くことができます(笑)


常日頃から熱いご指示を頂戴いたしておりますご贔屓様、暑さを前に思い出して頂けたお客様、いずれも様におきましても 「 最後のうぐいす桜 」 をよろしくお願い申し上げます。

憂鬱な梅雨を少しでも華やかな気分に

ひみつ堂
[PR]
# by omodakaya-ice | 2012-06-13 22:43 | お知らせ

かき氷専門店の…

b0195849_21473599.jpg


「家でもできるかな?チャレンジしてみようよ~」

「簡単ですよ。」

「えっ、ホントですかぁ。」

「味つけは塩だけですから~」

「それでこんな味にぃ?」

「鶏もも肉を白ワインと蜂蜜と塩とニンニクに漬け込んで、軽く焼いたものをトマト缶、ニンニク、玉ねぎ、茄子、ピーマンでじっくり一時間煮込んでお塩で味つけするだけですから。そうそう乾燥バジルも入ってます。昔いたイタリア料理店でよく出てたんです。」

「やってみます!」

「今のお話をネタとして頂戴してレシピをブログに載せときますね。」

先日はご来店ありがとうございました!掲載遅くなりましてスミマセン(笑)

あくまでも「かき氷専門店のひみつ堂」ですが、いちおう氷蜜はヒミツにしておきたいので、ピクルスだの、鶏のトマト煮込みなどのレシピネタを掲載させて頂いております。(上記レシピのひみつのごはんは6月後半を持ちまして今季の販売を終了させて頂きます。夜の部でのごはんご希望のお客様にはご予約をおすすめ致します。)

先日、一周年記念氷の「闇氷」をめでたく完売御礼させて頂くことができました。このような冒険的かき氷の販売ができるのも支えてくださるお客様あってのことでございます。またお客様からの温かいお祝いのお言葉、身にあまるお祝いのお品を頂戴しましたことを重ねて御礼申し上げます。

久しくご無沙汰しておりました「ひみつのキャラメルシリーズ」を再開(6月8日~)させて頂きます。暑くなってくると仕込めなくなる蜜なので、ご提供は6月一杯を予定しております。

夏の一番人気「生メロン」が始まりました。現在の熊本産から9月頃の北海道マスクメロンまで、日本全国の旬のメロンを使わせていただき、時期によって青果肉色、白果肉色、赤果肉色にメロン氷の色が変色していく様をお楽しみください。

【ほろ苦酸味】から【まろやか酸味】へ
和歌山産の無農薬甘夏を使用させて頂いております柑橘氷「甘夏」の販売終了(6月中旬~下旬)が近づいております。終了次第愛媛産「河内晩柑」に切り替わります。

最近の混雑状況(6月5日現在)
平日はほとんどの時間帯ゆっくりと召し上がって頂いております。日差しが強く「暑っ!」と感じる日の14時~17時はお待ち時間を頂戴する日もございます。18時以降の夜の部は満席になる日が多くなってきております。

土日は13時までが空いています。雨の降らない14時以降は15分~1時間の待ち時間を頂戴しております。

~ お問い合わせがございますので ~
「かき氷専門店のひみつ堂」は東京都台東区谷中(やなか)の一軒のみでございます。


写真はメッチャ見頃を迎えております「だんだん上中華深せんさん」前の紫陽花。



ホンマ綺麗です。


ひみつ堂
[PR]
# by omodakaya-ice | 2012-06-06 21:59 | お知らせ

闇氷

b0195849_21425394.jpg




「えーちょっと不気味じゃないですか!」

「え、そう?そうだよね~食べ物としてはね。まいったなぁ、どうしようかな。」

「当日変更になってもいけないので、他の綺麗な色のかき氷撮りましょうか。」

「そうそうお蔵入りしてるブルーハワイもあるので見てみて。」

……

「どう?」

「さっきほうがいいんじゃないの。」

「逆にこっちが出てきたらひみつ堂さんらしくないからお客さんが驚いちゃうかも?」

「やっぱ、そうですよね。」

「名前らしいほうがいいですよ。闇らしくて面白い。」

お店の定休日に幾度かお世話になっている上野経済新聞の記者さんを巻き込み、助っ人のJさんと闇氷の色決め。写真のようなスカイブルーのかき氷が作ってみたいと思っていましたが断念。
天然色素で染めることになりました。
お二方のお陰で「ひみつ堂らしさ」を見つめ直すことができました。

味はすでに決めているので、色見が決まったところで全体像をまとめに。

かき氷が大好きなお客様の強い勧めで三菱一号館美術館で行われているKATAGAMI Styleへ。

江戸小紋や浴衣などの生地に文様や柄を染めるために使用する「型紙」

繊細さは雲、草木、海、川、滝、昆虫…四季折々の自然の表情を切り取ったようです。

型紙から影響を受けた海外の工芸品や家具なども同時展示されているため日本らしさとは…

考えさせられます。

江戸時代の数々の型紙から繊細な技を楽しんでもらう粋な心遣いを学ばせて頂きました。

繊細な技は足元にも及びませんが、一年間を振り返るとひみつ堂のかき氷も少しずつは変わってきてると思います。

それもこれも苦言や素敵なご提案をくださるお客様やスタッフのお陰です。

なにか楽しいわくわく感のある「やみ鍋」をかき氷にが動機の『闇氷』

出発の中身は、宮崎産マンゴーや宮崎産パパイヤなどなどです。


闇氷というだけあって同じものを最終日まで継続するのは、お客様にとっても、作る側にとっても面白くないので

「一人一品持ち寄るのがルールの闇鍋」

お客様の思いつきとスタッフの提案で日々進化させて頂きたいと思います。

お付き合いの程よろしくお願い申し上げます。


ひみつ堂


【追伸】
あくまでも味の追求というよりは、ワクワクと楽しんでもらいたいと考えたかき氷です。大人目線は横に置いて、童心でのご注文をお願いできたらと。

なので初ひみつのかたはご遠慮いただいたほうが無難でございます。

【展示】

猫の町でもある谷中。

猫専門の写真家・SAGARAさんのご協力により、「いろんな顔のねこ」のお写真をお借りして展示しております。

癒されます…
[PR]
# by omodakaya-ice | 2012-05-21 21:58 | お知らせ

おたふく紫陽花

b0195849_21384851.jpg


町中満開の桜、根津神社のつつじと花模様の尽きない谷根千ですが、おうちやお店の軒先にちょこっと置かれている鉢植えも目を楽しませてくれます。

サファイアやマーガレット、薔薇などが咲き乱れ、南天や紅葉が青々しています。ご近所の桜桃(サクランボ)の小さな鉢植えにも小さな実が沢山ついておりました。

路地と長屋の境がなく、庭がなくとも自然を愛する江戸時代からの粋な町民文化が今も谷中には脈々と流れております。

ひみつ堂の軒先にも新しい鉢植えが仲間入り。

萌木色と桃色があまりにもうぐいす桜に似ていて

季節柄ちょっと早いかな?と思いましたが衝動買いです。

ご来店の折に愛でてやってください。

まもなく終了を予定しておりました‘うぐいす桜‘ですが雑誌掲載していただいた関係上しばし延長です。

そんな訳で「桜」に新しい仲間入り。

練乳蜜がお好みでないかたもいらっしゃいますので

‘うぐいす桜‘から乳脂肪を外しより「和」なかき氷を。

~ ほのか桜 ~

お休みを頂戴した日にお店で調合研究し、居合わせた助っ人と散々試食を繰り返し、名前を考え、ほのかに脳裏に焼き付いた今年見た谷中の桜のイメージに仕上げました。

明日10日からです。

桜の二種のかき氷、6月下旬までやらせて頂きます。(5月中旬~5月末はほのか桜のみ)

どうぞよろしくお願いいたします。

こちらの次回更新は、来る5月22日スカイツリーの開業に合わせたかき氷…



じゃなくて、ひみつ堂一周年記念のかき氷を地味にご報告させていただきます。

てへ


~お礼~

GW期間中は多くのお客様にご来店いただきまして誠にありがとうございました。

感謝申し上げます。

また僕の無能なシフト組みに無理をしてくださったスタッフの皆様、助っ人でお手伝いいただいたジェイさま

本当に助かりました。

ありがとうございます。



ひみつ堂
[PR]
# by omodakaya-ice | 2012-05-09 22:09 | お知らせ

手動式のかき氷 その1

b0195849_23173222.jpg



「ダンナさん、ダンナさんっ、入んないってよ!」

「えっ嘘ーー」

「ちょっと手あいたら下来てくれる?」

……………


「無理ですか?計ったらちょうど入る寸法なんですが…」

「こうこうこうであーであーでなんで無理ですね。まぁ一応やってみますけど。」

「スミマセン!よろしくお願いします!!」

かれこれ一時間。

無理でした。

入りませんでした。

冷蔵庫。

氷蜜冷却用に増設する大事な冷蔵庫だったんですけどね。

原因は

地下室には所々に梁や配管が巡らされていて、うまく屈まないとちょくちょく頭をぶつけてしまう構造。

背の高い冷蔵庫は設置場所に高さがあっても起こすときに高さ以上の空間がなくてはならない為です。

搬入のプロ二人がわずかな空間に希望をもって計算上は無理な作業に試行錯誤して取り組んでいただけました。

「やってみましたけど、無理でしたね。」

話し合いの結果、なんとかサイズダウンでの後日納入ということになりました。

話は変わりますが

体力的に無理だよと言われた手動式のかき氷専門店。

開店前に飲食の先輩がたにご教示いだたいてる中、あらゆる方々に「絶対に無理。」と言われました。

物事反対をされると逆に火がつくというか、無理だと言われるとやりたくなってしまいます。

どうせやるなら今の自分が無理かもしれないと思うことをやるほうが燃えます。

手動式のかき氷機は、音、手に伝わる感触、回して回転速度を調節しながら、反対の手で氷を盛っていくのでかなり手強いです。

同じ品質にと、思ってやっていますが、これがなかなか…

「でもいつか手動式にしか出せない味わいのかき氷が作れる。」と信じてこの機械に向き合っています。

まだまだ手動式でやり続けたい話はいっぱいあるのですが、

GW前にやらなきゃいけないことで頭がいっぱいで何を書いているのか分からなくなってきました…

手動式氷削機の事は、かき氷通で知られる女優の蒼井優さんが今月号のカーサ ブルータスで語っておられます。そちらを見たほうが伝わりますね。

まぁ自分の信じたヤリカタで、この手を使って全力でやる。

夏は毎日(月曜休除く)11時から20時まで温室の中でマラソンしてるようなものなので、暑い日の突然の臨時休業は「あっ倒れたんだな、やっぱ無理じゃん」と笑ってください(笑)

以上夏の営業時間(7・8・9月)のお知らせでした。

明日から5月6日までは無休で20時までの営業です。

今季のかき氷の詳細は前のページやホームページ、ツイッターをご参照ください。m(__)m

ひみつ堂
[PR]
# by omodakaya-ice | 2012-04-25 23:55 | お知らせ